2010 - 8 /30
夏の最終兵器 タイガー・ボム
こないだ実家の母と話したときに、今年は夏が終わったと思ってもまた暑さがぶり返すから注意しないとダメだよ、なんてことを言ったのですが、まさか北海道が、というか自分がそんな目に遭うとは思ってもみませんでしたよ。
今日に限っては、どうやら神戸よりも暑い小樽は確定のようです。
こうなりゃこいつにご登場願うしかあるまい。
手動でがりがり、Made In 日本な逸品ですよ。
電動なんて許しません!(負け惜しみ)

嗚呼、お空は秋めいてるのですね。
さぁさぁ、溶ける前に食べますよ。
投稿者 hamayo : 15:19 | コメント (2) | トラックバック
狩場山登山口への島牧村村道は通行止です
朝からサイコーの青空じゃないか、クゥ~。
なんでぼくは家にいるんだ?。
島牧村
http://www.vill.shimamaki.hokkaido.jp/
9月中の開通を目指すとのことです。
ネットで何でも調べられる時代。
そろそろ行き当たりばったりは卒業せなならんですな。
とほほ。。。
2010 - 8 /29
サウナ馬鹿
ぼくはこーゆーの大好きですよ。
Semi-naked Finns take a sauna on Mont Blanc summit, the rooftop of Europe
http://www.telegraph.co.uk/travel/picturegalleries/7965814/Semi-naked-Finns-take-a-sauna-on-Mont-Blanc-summit-the-rooftop-of-Europe.html
Sauna @ Mont Blanc(動画)
http://vimeo.com/14424395
日本の山、たとえば富士山とか剱岳でコレと同じことやったら、非難する声の方が多かったりするんだろうなぁ。
「彼らは山をなめている!」とか
「富士山は古来より信仰の山でうんぬん・・・」とかね。
そうはいっても、フィンランド人のサウナ好きにも程がある、とは思いますけどね。
2010 - 8 /22
集落の人足で草刈りをする
今日は朝から集落の人足で草刈りをやりました。
ゆうべの天気予報だと朝のうちは雨ということだったので、こりゃ中止だべとのんびり寝ていたら、寝床に降りそそぐサンシャインにびっくり。
めっちゃ晴れてました。
草刈りという事になっていますが、メインは道路脇の溝さらいです。
溝といっても、深さ5cm、幅10cmの、流しそうめんのレーンほどしかない細いものです。
舗装と土手の境目を雨水が走ることによって自然とできあがったもので、誰かが掘ってこさえたわけではありません。
そんな小さな溝ですが、これにゴミや土砂が堆積してしまうと道路に水があふれてしまうので、けっこう大事な作業なのです。

山間の集落なので若い衆が少なく、アラフォーなぼくでも「兄さん」とか「若いの」などと呼ばれて力仕事を押しつけられます。
「どれでも好きな道具使ってやってくれ」と言っておきながら、重たいツルハシともっと重たいツルハシの二択を迫られ、自分への期待の強さに武者震いしないわけにはいきません。
トレーニングだと思って、ちからいっぱい働きましたとも。

最後は刈った草をきれいに始末して、これで大雨でも大丈夫。
逃げ場を失ったキアゲハの幼虫2匹とカタツムリを山の方へ逃がし、溝から這い出したミミズ多数は庭の生ゴミ処理場へ引っ越しさせて、すべて終了。
いい汗かきました。
投稿者 hamayo : 18:23 | コメント (2) | トラックバック
2010 - 8 /14
なにも見えないニペソツ山
「よくもこんな急な斜面に、びっしりと高い樹木が森を作れるものだ。」
登山口の車止めから、十六ノ沢の対岸の、これから登っていく尾根を目で追いかけるのは、できることならやめておいた方がいい。
見るのなら下りてきた後だ。
あそこを登るのかと考えるとどうにも気が滅入る。
あそこを降りてきたんだと振り返るのなら充実感も増すというもの。
実際歩いてみればそんなでもないんだろうけど、空との境界線はとても遠く、もしかすると書き割りなんじゃないかって思うくらい、非現実的な距離を感じる。
両目で見ているのに片目で見ているみたいな不思議な立体感は、巨大な人工的構造物を見上げるときのそれと同じ。
踏み潰されそうな恐怖。
今日どこまで歩くかは、まだ決めていない。
ニペソツ山が見える場所で寝たいなとは考えているけど、すでに下山者がいるぐらいの遅い出発で、重たいテン泊装備を背負ってどこまでいけるだろうか。

それでなくても薄暗い森の中が、時折りぐっと暗くなる。
強い雨。
天井高く、何層にも枝を重ねる木々の下を歩いていると、雨に当たることはなく、木立に透けて見える空間に、白い筋が縦に描かれるのを見て、雨が降っていることに気づくだけ。
平地の気温が35度を越そうかという夏の日に、まだ標高の上がらない急登を真昼間にこなすには、悪くない天気だ。
尾根筋を忠実に辿る道は、木の根をつかんで這い上がるような急登で強引に高度を稼ぎつつも、開けた場所では樹海の向こうにいくつもの山並みを眺めることもあり、思いのほか早く登り詰めることができた。

小天狗岳直下の、スリリングな岩場の先にある小さな平坦地には、密にしげった笹藪のなかに、背の高くないトドマツがぽつんぽつん。
遠くを見ると、前天狗の山頂すれすれに、ビデオを早回しするみたいなスピードで、灰色の雲が次々にからみ付いては引き剥がされていく。
分かってはいたけど、風は相当強そうだ。

下りてくる人に稜線の様子を尋ねると、雨が降っているわけではないが、水気を含んだ猛烈な西風になぶられて、暴風雨と変わらない中を歩いてきたとのこと。
時刻はまだ12時。
ここで今日の行程を終えるのはあまりに早いが、そんな苛烈な場所で夜をすごしたくもなく、かなりの長考の結果、天狗のコルと呼ばれるこの場所に幕を張ることにする。
標高1580m、曇り空。気温は22度。
風はけっこう強いけど、テントの中は暑くもなく寒くもなく。
降りてくる人もいないし、むろん登っていく人ももういなくて、静かな午後の時間。
こんなに時間が余る予定じゃなかったから、本も持ってきておらず、することもなく横になって目をつむり、いつのまにか眠ってしまう。

二人連れの登山者の足音で目を覚ますと18時。
この時間に下山する彼らは、明るいうちに下まで降りられるだろうか。
お気を付けてと心の中でつぶやいて、後ろ姿を見送ると、たぶんもうこの山には、ぼくひとりだけ。
明日の朝まで、ひとりじめ、ひとりぼっち。
テントの中で粗末な夕食を食べ終えて外に出ると、あたりに立ちこめるガスが、じわじわと領地を広げている。
さっきまで見えていた前天狗や小天狗も、今やすっぽりと靄につつまれて、水平方向の視界は200mほど。
19時をすぎると、灰色一色だった空間が、うすぼんやりと赤の波長の間接照明。
頭上を覆っているガスの上は、きっときれいな夕焼け空なんだ。
もうじきものすごい星空になるんだろうけど、このガスの中じゃどうしようもない。

早々と寝袋を広げて目をつむる。
ちっとも眠くない。
昼寝のせい?。
いやそれだけじゃない。
つとめて考えないようにはしていても、どこかにいるだろうヒグマの存在に、びびっている自分。
ここから一番近い人間までの距離よりも、いちばん近くにいるヒグマまでの距離の方が、きっと小さい。
明日朝いちばん最初の登山者が上がってくるまで、あと約10時間。
夜は長い。
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暑さで目が覚めた。
ザックに付けた温度計は20度。
ひと晩中西風が吹き続けたけど、結局ぼくは寝袋を使わなかった。
上掛けにさえしなかった。
620gの重しを背負ってきたわけだ。

真横から太陽が照らしているのが、テントの中からでも分かる、
でもフライをあけて見ると、晴れて青空が見えてるのは東の方角の、仰角10度くらいまでだけで、相変わらず頭上はガスに押さえつけられ風も強く、前天狗も見えない。
まるで士気の上がらない朝。
6時をすぎると次々に登山者がやってきた。
みな口々に、おかしいなぁ下は快晴だったし予報は晴れだったのに、と言う。
でもおかしなことはない。
850hPa風・相当温位予想図とか、そのあたりの天気図を見ていれば、空の具合はなんとなく想像はつく。
暑く湿った空気がぐるりと回って南西から、まるで回廊を通ってくるかのように北海道を狙い撃ちしているのだ。
分からずに山に来る人もいれば、分かっていても山に来てしまうぼくもいる。
分かって来てるんだから、登らないわけにはいかないじゃないか。
カッパと防寒着、約3000kcal分の行動食と水が3リットル。
水は多すぎると思ったけど、万が一晴れた時のことを考えると、この気温ならこれぐらいは必要になるかもしれない。
結局それは、1/3しか仕事をしないことになるのだけれど。

前天狗の中ほどまで登ってくると、いよいよ雲のまっただ中へ。
霧に濡れたハイマツや笹が登山道に覆い被さり、上も下もすぐにぐしょ濡れになってしまう。
ふつうならカッパを着るところだけど、暑いのでちょうど良い。
ほかの登山者も考えてることは同じみたいで、だれもカッパを着ようとはしない。
傾斜が少し落ち着いてくると、たぶん前天狗の山頂は近い。
もう何も見えない。
突然現れるトイレブース。
もしも空が晴れてるなら、ここからニペソツ山の鋭く猛々しい山容が見えるだろうに。
ぼくは普段山に登るとき、ザックをおろして休憩を取ることはほとんどしない。
ザックをおろすときはザックの中身に用があるときだけだ。
でもこのときは違った。
ちょっと待ってくれ。
考える時間をくれないか。
ここから先に進むのか、引き返すのか。

なぜなら、ここから下る道に一歩足を踏み入れた瞬間に、今までとは比べものにならない烈風を全身で浴びて、足が前に出なかったのだ。
高層天気図に見えた西風の奔流がそこに流れていた。
緩急や強弱なんてない。
その風は、休むことなく全力で吹き続けている。
後続の登山者がやってきた。
「うわっ、今日は無理だぞ・・・」
思わずこぼれた彼の言葉に、腹は決まった。
ぼくは天の邪鬼なのだ。
不安になるくらい下って、そして長く急な登りが始まった。
道はだんだん険しくなり、左側が深く鋭くえぐれている場所が続く。

風の音に混じってナキウサギの声。
でも出てくるのはシマリスばかり。
雲はさらに黒ずんで、ガスはいっそう分厚くなる。
もうどこを歩いてるのか全然分からない。
一歩いっぽ、登っていくだけだ。
やがて斜度がなくなり、道は鋭角に左ターン。
風向きが変わる。
地形図を見る。
頂上は近い。
降りてくる人とすれ違う。
「あと5分だよ」
「ありがとう」
頭上から聞こえる話し声。
3人、いや4人ほどかな。
姿は見えなくても、まもなく山頂だ。
ぐるりと回っててっぺんへ。

「やはりなにも見えませんね」
「ずっと見えませんでしたよ」
「なんの修行でしょうかね」
「いやはや、まいりました」
みんな残念がってる口ぶりだけど、顔を見れば晴れ晴れとした表情。
それぞれは単独行でも、同じ山を同じ時間に、抜きつ抜かれつともに歩いた仲間だというささやかな連帯感が、山頂を暖めている。
「私は下りは遅いので先におりますよ」
「まだ折り返し地点ですから」
「ではお達者で」
「またどこかの山で」
それぞれ単独行者に戻って、ばらばらに山を下りていく。

天狗岳まで下りてきて、道に迷う。
いくつかの小さなピーク、小さな尾根、その間を埋め尽くすゴロゴロの岩塊。
そこを縫うようにコースはある、はず。
家で地形図を見ているときから、ここは危険だなと思った場所で、思ったとおり迷う。
行きしなは、かろうじて次のピンクテープが見えたから進めたけど、帰りはもう次のテープなど全く見えない。
視界50m以下では地図もコンパスも意味をなさない。
迷ってることは自覚してるので、GPSを使わずにコースに復帰できるか自分の感を試してみたら、予想もしていないピークに立ってしまい狼狽する。
あきらめてUターン。
前天狗からテン場に下りていく途中で、何時間かぶりに雲の中から脱出した。
やはり下界は晴れていた。
雲底も朝より上がっている。
やっとまともな世界に帰ってきた気がする。

テントを片付けて、再び重たい荷を背負って歩き出す。
残っていた水のうち2リットルを捨ててもなお、重たいものは重たい。
下るにしたがってぐんぐん気温が上がる。
最後になって陽射しまで出てきた。

遠くに聞こえていた沢の音が、だんだんと大きくなってくる。
山旅が終わりつつある証しだな。
遠い昔に歩いた山に、同じようなところがあったっけ。
椹島へと下る大倉尾根の赤石岳。
谷幅が狭くなり、周りを山に囲まれて日陰になると、ゴールは近い。
最後の丸木橋を渡って、荷物を下ろし川に飛び込む。
ドロドロの登山靴も、ゲーターも、パンツも、顔も頭も、みんなじゃぶじゃぶ洗ってしまえ。

幌加温泉へ。
本当は4時で終わりなんだけど誰もいないからいいよ、という主人に驚いた。
まだ2時すぎぐらいだと思っていたのに。
それくらい暑かったし、それくらい強い陽射しだったのだ。
どうりで北海道の今年いちばん暑かった日なわけだ。

帰りの三国峠の途中からニペソツ山を見上げるけど、やっぱりなにも見えない。
今ここには青空しかないのに。
夏の思い出は雲の中。
いつかまた来ればいい。
登山日:8月上旬
ニペソツ山(十六ノ沢コース)GPSトラック
ニペソツ山(十六ノ沢コース)断面図
投稿者 hamayo : 19:00 | コメント (9) | トラックバック
2010 - 8 / 1
RYOG ミシンたたき
♪どこでこさえたん~だ、その傷は。
はい、6月に行ったカミホロカメットク山のテント場にあるトイレの、錆びついた鍵に引っかけてしまいましてね。
ホントひどいもんでしたよ、あれは。
自転車のチューブがドア側についていて、それをトイレの壁のフックに引っかけるだけの鍵なんだけど、このフックが異様にでかく、かつ張り出してるんです。
おそらく今までに何十人、いやもっと多いかもしれないな、それくらいの登山客が、あの鍵にズボンの尻を引っかけて破いたことでしょう。
patagoniaのパンツなので、patagoniaに出せば修理はしてくれるのですが、できあがりはあまりぱっとしない見栄えになって帰ってくるらしいので、自分で修理してみました。
ミシンたたき、ってやつです。

Simple Guide Pants というストレッチの利いた生地で作られたパンツで、縫うのがかなり難しい。
たったこれだけで20分もかかりました。



