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2010 - 2 /15

きみはマンボ山を知っているか



山に登るのが商売ってわけでは全然ないのですが、数年に一度はどうしても山に上がらなきゃならないって時があります。
べつにぼくじゃなくてもいいんです。
ほかにも人間はいっぱいいます。
だけどもどーゆーわけか、頻度といいますか、アタリを引く確率は、まちがいなくぼくがダントツです。
これはつまり、このクジ引きがイカサマだってことですな。


ぼくがちょっと山登りをやってるからってことで
「え?、ポンポコ山ですか。はい、ウチには山に強いのが一人いますから」とかなんとか、駅伝部の監督みたいなことを言って安請け合いしてるヤーツがいるに決まってるんです。


てなわけで元旦にひきつづき、2月にして早くも二度目の、お仕事登山です。
で、今回の山は・・・


マンボ山ってどこですか?






その山は、積丹半島にありました。
お客様はまたしても警察の方でして、シークレットな部分が多く、守秘義務などがあるので詳しい場所はかけませんが、マンボ山というのは通称名などではなくちゃんとした地名でした。
積丹といっても、積丹岳とか余別岳とかポンネアンチシ山といった重鎮たちとはまるでべつの場所にあり、高さも奥深さも比べようがないほど小さな山です。


尾根に出るまではけっこう急でも、上がってしまえばわりと平坦で見晴らしも良く、海方面も山方面も、晴れていれば爽快な展望が開けることでしょう。
晴れていれば・・・。


黒雲うごめく積丹岳を遠望
黒雲うごめく積丹岳を遠望


それだけ見晴らしがいいってことは風の強さもハンパなく、さえぎるものがないハダカ尾根はほとんど雪が飛ばされており、どこもかしこもアイスバーン。
風の呼吸を読み違えて、突風が吹くタイミングの時に氷の上にいると、いとも容易に体をひっくり返されます。


耐風姿勢を取ろうにも、手に持ってるのはただのストック。
ピッケルがあったらなぁ、なんてことを遊びの山じゃなく仕事中に考えることになろうとは、思ってもみませんでした。


お客様の建物は分厚いコンクリートでできた頑丈なもので、外の暴風がうそのように静かではありましたが、暖房設備のたぐいはまったくなく、風が吹かないだけで気温はかろうじてプラスという過酷な場所でした。


仕事を終え帰るころには、空は黒く日も暮れかけて。
いっそう強く吹く風に、飛雪が白く尾を引きます。


Hall of the Mountain King. あるいは暗黒竜宮城。
Hall of the Mountain King. あるいは暗黒竜宮城。



遊びのときなら、天気が悪けりゃ逃げ帰ってくるし、出かけるのをやめることもできるけど、仕事じゃそうも行きません。
だんだんと悪天にマヒしていく自分が、最近すこし怖いです・・・。

投稿者 hamayo : 23:25

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コメント(6)

お疲れさまです。
>風の呼吸を読み違えて、突風が吹くタイミングの時に氷の上にいると、いとも容易に体をひっくり返されます。

これの意味するところを理解するだけで、冬の遭難は圧倒的に減るのでしょうけど…!。

大それたトラブルも、えてして些細なことによるのだと…「赤信号みんなで渡れば怖くない」式の登山をする人々には理解されないようです。

お疲れ様です。

私もお仕事で
南紀と比べるはるかに寒い
雪の札幌に来ています。

16~19日まで滞在します。
修学旅行です。

明日は、旭山動物園+小樽
明後日は、一日自由行動というプランです。

to nature21さん

風の怖さってのは、体験してみないとなかなか分からないものですね。
いくら言葉を重ねても、体を持ち上げられる感触とか、大地から引き剥がされていく感覚は、説明しきれません。

海の波と同じで、風の吹き方にもある種の規則性があるという事に気付くことができれば、より安全に行動することもできるし、楽しむこともできますよね。
と言っても相手は自然ですから、読み違えて転がされることもあるんですけどね(笑)。

to DJさん

おやまぁ、ようこそ北海道へ。
旭山と小樽とはなかなかの強行軍ですね。

ということは、明日堺町通りあたりを流していれば、DJさんを見つけられるかもしれませんね。
小樽はちょうど雪あかりが終わったところなので、わりあい静かに楽しめると思いますよ。

では良い旅を!。

 こんにちは。

 マンボ山、本当にお疲れさまでした。

 ところで、「ヤーツ」って、いいですね。
 「ヤ」と「ツ」の間に長音符が入っただけで、いまいましい心持ちが和らいでくるような気がしてきました。

こんにちは。

海に近いマンボ山には、そろそろ春の風が吹き始めているかなーと、谷住まいのぼくは楽しく想像しています。

「ヤーツ」というのは、元は「ハライチ」さんという若手芸人さんのネタに出てくる言葉なのです。
ほとんどそういうテレビは見ないのですが、たまたま見ちゃったときに、強烈に記憶に残ってしまいまして・・・。