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2008 - 7 /21
積丹岳 天は雲の上に雲を作ら・・・
暑さにとても弱いぼくは盛夏に低山に登ることを好みませんが、サミット業務でなかなか山に行くことが出来な(い予定だったけど、実際は忙しくなかった)かったせいで、ムショーに山に登りたくなっていました。
カラダがそれを欲していたのです。
でも暑いのはやっぱイヤです。
なわけで、ベース付近では曇り空の下を歩けて、尾根上では雲海の上を歩けるというような、都合のイイ気象条件の日に年休を取得して、なおかつ大森林が陽射しを遮ってくれそうな、積丹岳に行ってきました。
夏に登る山では、、、ない? ・・・ Maybe.
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積丹岳トレイル断面図

ウチから積丹までは、ちょうど1時間くらい。
婦美の集落手前で左に曲がると、積丹岳の巨体が目の前に現れるはずなんだが・・・。
どよよ~ん、とした空が広がるのみ。

でもこれは想定内、というより計算どおりです。
きっとこの重苦しい雲の雲頂高度は、積丹岳の標高よりも低い! と信じる。
登山口の高度はちょうど雲底あたりのようで、ときおり白いガスに包まれます。

トレイルはとてもなだらかで、ウチの前の坂のほうがよっぽど傾斜が急です。
だけどこういうダラダラ登り坂は、じわじわと肉体をやっつけに来るので注意なのです。
霧と一緒に、こってり濃密な森林の匂いがあたりに立ち込めるトレイル。

霧といっしょに空気を吸い込むと、嗅細胞のイオンチャネルが全開ワイドオープン。
全身が清められるような気分です。
しかし、がしかし、7合目付近まで、延々と同じような風景が続くのです。
いやもっといえば、結局のところ頂上の5歩手前まで、この林は続くのです。
金太郎飴のように、切っても切っても、歩けども歩けども、同じような風景が。
もちろん葉の生い茂る真夏の森ですから、木々の隙間からその向こうの風景が見えるなどということも、皆無です。
これには正直まいりました。
強いて変化を見つけるとすれば、6合目手前、フンベツの沢あたりにある巨木ぐらいでしょうか。

巨木も霧に包まれて気持ちよさそうです。
でも歩くしかありません。
いっぽ足を踏み出すたびに、頂上は60cmずつ近付いてくるのです。
7合目をすぎると、少しばかり植生にも変化があらわれます。
覆いかぶさるようなササのトンネルが出てきたり、

ハイマツならぬハイカンバ(倒木ではアリマセン)の群れに行く手を阻まれたり。

もはや根なのか幹なのか判別不能です。
高山で見るようなダケカンバとはまた違う、地を這うようなこのカンバの風貌は、冬の積丹岳の積雪の多さをありありと想像させてくれます。
そしていよいよ9合目間近、薄いながらも足もとに影が出来ていることに気付きます。

いよいよ雲海の上に出たようです。
でも振り返って見下ろしてみると、雲海の上に出たのは間違いないけれど、なんということかその上も曇り空。。。

層雲の上に高層雲が発生していたとは・・・。
この瞬間、もしここが7合目なら下山してただろうというくらいの脱力感に襲われましたが、雲海に浮かぶ積丹の山々を見てみようと思い直し、歩を進めます。
9合目、ようやくにして積丹岳のお姿が見えました。

稜線と思しき場所は、ササのハイウェイになってました。

というか、もはやササ壁で、ここまで来ても相変わらず展望は開けません。
そして登山口から3時間と15分、積丹岳の山頂に到着です。
ほんとに文字通り、山頂の5歩手前まで森林浴でした。
積丹岳からのしょぼいパノラマをどうぞ

(881KB;要Flash Player ver8.0.24 or later;別窓で開きます)
雲海に沈む稜線の先に、積丹半島の盟主余別岳が、豪壮に腕を広げています。
しかし目に見えるのはそれだけでした。
すれ違った方の話だと、積丹岳からの眺めの真骨頂は、山よりも海。
奇岩奇石ひしめく積丹半島の海岸線を、山上から眺めるのが良いようです。
さて、眺めはイマイチだけど、気温はなかなかいい塩梅。
暑くもなく、寒くもなく、ときおり薄日が射し、谷を駆け上がる霧雲が心地よい風を吹かせています。
だれもいない山頂で、ゆっくり昼ごはんの時間を楽しみます。
時代が生んだ調理法。
断熱保温調理における主燃料は、炭化水素化合物ではなく、時間です。

おなかがいっぱいになると眠たくなってきます。
ほどよく暖かい岩の上で横になって、波立つ雲海をぼーっと眺めていると、ほんとうに海の上で小船に乗ってるような気分になってきます。
2時間ぐらい経ったでしょうか。
あまりに居心地が良くて、なかなか立ち去りがたい山頂でしたが、そろそろ向かいの余別岳にお別れを言う時間です。
「夏場に来ることは二度とないであろう!・・・Probably. 」

また帰り道も、あの変わり映えしないダラダラ道を歩くかと思うと気分も沈みがちです。
しかも本当のところ、ダラダラ道であるものの7合目から上は、刈り払いしたササの茎が地面からぴょんぴょん飛び出しまくりで、いつ捻挫するかというくらい歩きづらいんです。
かなりの精神的苦痛を乗り越えて、16時ちょうど下山完了。
湧き水のある山小屋でひと休みして、家路につきました。

そうそう、6合目から上は、カエルだらけでした。
赤ちゃんがグーしたくらいの大きさの、茶色いカエル。
たぶん夜になると、すごいことになってると思うなぁ。
とはいえ次に来るとすれば、夏以外だな。Absolutely!
投稿者 hamayo : 21:15
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積丹岳想像図のフォントがが素晴らしい!
って本題とずれていますか?(汗
maybe→probably→absolutelyの変化が今回の感想を全て表現されていますね。
それにしても緑が映える・・・ええ絵を撮られましたな(巨木)。
隷書体ですね。
何かをインストールしたときに入ってきたフォントなんだろうけど、フォントだらけでもうさっぱり(笑)。
山に登ったら下りてこなくちゃいけない。
山頂にいたときには、よっぽど条件が揃ったならまた同じ季節に来ることもあるかも、と思っていましたが、この単調な道を忍の一字で歩いてるうちに、心境は "absolutely" に・・・。
巨木は、引きの画が撮れないほどの、覆い被さるような迫力でした。
大きな木を前にすると、厳かな気持ちになります。
久し振りの登山行でしたか?良いなあ海の見える山。この3連休こちらも天候優れずでした。
緑が綺麗ですね。相変わらず一人芝居しているのですね^^。
なかなか素晴らしいキャスティングですよ~!無性に山に行きたくなるココロわっかりマッス。
ストック立派なのお持ちですね。マウンテン用ですか?私はデジコでスナップ写真を撮るのでつい
つい持たないのですがやはり足にもストレッチにも良いようですね。こちらの山は花盛りです。
花は好きではないですか?
積丹の海が見たかったなァ。
晴れてたら羊蹄山なんかも見えるらしいですよ。
でもやっぱ夏向きではないのかな、この山は。
ひとり芝居やってるから3時間以上かかってますが、たぶん普通に山歩きする人なら2時間半ぐらいで登れる山だと思います。
ストックは今年の春に、10年以上使ってたのが折れてしまったので、買い換えたばっかりなんです。
ショックアブソーバなんか付いてて、技術の進歩にビックリしました。
花は大好きですよ。
山岳部のない高校で、山に登るための口実として「高山植物に興味があります!」というウソを付いて入った生物部に3年間いるうちに、嘘から出た真になってしまって、以来すっかり花オタクです(笑)。
だからトムラも憧れなんですよ。
(*' '*)いいなぁ・・・koyukiさん。
夏以外に行くなら冬しかなかろうて。
テレで上がるとオモロイって知り合いのオサーンはゆってましたわ。
ほんで両古美よりさらに熾烈な風を受けてこい!(笑)
ワスは来年の6月に行ってみよよ。
ネマガリものすごっ採れそうやし・・・。
うむ、雪があるときがベターでしょうな。
ただ正直あの傾斜やと、深雪やったら下りラッセルになる気が・・・。
雪が締まる春がベストやもしれん。
タケノコは保証するわ。
上の方なんかハンパない物量やし。
山小屋の「おもひでノート」を見る限り、入山するタケノコハンターの数も超弩級のようやが。
どーも、こにゃにゃちにゃん。
積丹岳、夏に上るとはマゾですな。
あまりお花の見られるお山ではないですが、春に登れば山菜天国らしいだす、また秋の紅葉時期も良いみたい、あと、テレマーカーなら冬もイイんじゃない(ただ、モビラー軍団、あの雪崩事件以降も来てるのかが心配)。
ん~夏でも天気が良ければ、山頂から素晴らしいシャコタンパノラマが望めるはずですがね・・・。
にしても、最近展開が普通で、何か物足りない感じですわ(笑)・・・いきなり雷雨とか、終始カッパ着用の子爵殿下の姿を見たいんだけど(笑)。
アッサラーム アレイコム kacchinさん
山も地味なら、裏切られ方も地味ちゅうわけですよ。
地味な積丹岳とは対極にある山、ニペ様のレポート、おつまみとビール片手に期待してまっせ~。
今年は去年とちがって、予測困難なウィークデイの休みばっかりなもんで、子爵劇場のプロデューサであるお空の天気も、なかなか悪天ストライクを決めづらいんじゃなかろうかと・・・。
ゆーても「終始カッパ」はさすがに堪忍やわ。
それこそ真のマゾヒストやーん。
やはり子爵パゥワーが本領を発揮するのは冬でしょうな。
早よう初雪カモ~ン。