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2008 - 3 / 6

裏山 細板 野良テレ散歩

3月の声を聞くようになると、春の到来がうそではないことを実感するようになります。
太陽黄径は340度を超え、昼間の時間は日に3分ずつ長くなっていきます。


もう聞き耳を立ててその足音を待つ必要はありません。
目をこらして光の密度を計測する必要もありません。


高い木の梢の上に、ゆるんだ雪の下に、木の幹のぬくもりの中に、春の脈動をはっきりと感じ取ることができます。


今冬さいごの雪下ろしをしたあと、陽光降りそそぐウラヤマに野良テレ散歩にでかけてきました。


細板の魅力
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

あてもなく雪の野山を駆け回るときは、太板もハードビンディングもいりません。
細板でウロコ板のクラシカルなテレマーク板に、3ピンビンディング。
2本合わせても、いつものロシ板1本よりさらに軽いのです。


倉庫の奥から15年ぶりに発掘されました。
たて


かつてはこの細板でゲレンデに行ってたのですよ。
「歩くスキーじゃリフトには乗れないよ」などと、スキー場の人によく言われました。
「歩くスキーじゃなくて、テレマークなんですが・・・」と説明しても、「???」な顔をされたものです。


今日はいつもの尾根コースではなく、谷すじを奥までつめていきます。
いつかは毛無峠までたどりつきたくて、これまで尾根ルートの開拓を進めてきたのですが、雪の着いてない岩塔の出現により前進できなくなってしまったので、今回は谷ルートの偵察かたがたの裏山散歩なのです。


谷に沿って歩いていくと、堰堤の近くで未発見の廃屋を見つけました。
よこ


あれだけ高いところにママさんダンプを掛けてあるということは、冬の間にだれか訪れた、あるいは訪れるつもりだったということでしょうか。
想像がふくらみます。


堰堤を越えてさらに進むと、いよいよ谷幅は狭くなります。
光が届かない谷は薄暗く寒々しいです。


谷のはるか遠くに、毛無峠の山並みが。
谷の向こうに見える毛無峠の山並み


しかし谷はどんどん狭くなり、左右の尾根からの雪崩の危険もあったので、右岸(山に向かって左側)の尾根に這い上がることにしました。


さすがにウロコ板では直登できないので、斜登行+キックターンでガシガシ登っていきます。
2m超の板でのキックターンはコツがいるけれど、あまりにも板が軽いので苦にはなりません。


尾根に上がると、正面に毛無山(548m三角点)がお出迎え。
尾根に到着


ザックを下ろして休んでいると、鳥の声が方々から聞こえてきます。


ひときわ大きな声の持ち主は、見なくても分かるヒヨドリです。
ヒヨドリはやかましい


すぐ目の前の梢では、コゲラが小さなドラミング音をたてています。
ひかえめなドラミングをするコゲラ


ツグミは集団でいました。
北へ帰る途中に立ち寄ったのでしょうか。
ツグミ

今年の春は、いつもより少し早いのかもしれません。


さて30分ほど休憩しましたが、あたりは夕方の色温度に染まり始めていました。
出発したのが遅かったので今日はここで終了です。


この先しばらくは、南へ向かって疎林の尾根が続いています。
よこ


地形図で見ると、この尾根の先に壁のような斜面が立ちはだかっているようです。
それはまた次回の楽しみにとっておきましょう。
ずいぶんと間延びした極地法的アプローチだけど、何年かかけて毛無峠を目指します。


谷を通らず尾根通しで下りていくと、植林されたエジマツの林に出ました。
たて


いちおう手入れはされているみたいです。




そして帰りはいつもの裏山ゲレンデへ。
2mを越すダブルキャンバーの細板ですべると、いつもどれだけ道具に助けられてるかがよく分かります。


「イ」の字シュテムで強引にターン。
雪崩の破断面のようなシュプールを残して。
たて


膝がしらが雪面をなでる感触を久しぶりに味わいました。


本当の春がやってくるまでには、まだまだ寒気が下りてくる日もあるだろうけど、春を待つ時間は楽しいものです。
命の息吹がみなぎる春の山に思いをめぐらせながら、もうしばらく雪を満喫したいです。





投稿者 hamayo : 2008年3月 6日 07:53

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コメント(4)

カラーリングが時代を感じさせるのう。
大学から借りたクロカンで野幌森林公園をハイクしたのが思い出されますな、ふむふむ。

毛無までの距離からしたら一日で行けてまう距離やけど、お楽しみは少しずつってか。
こそーっと間伐して毛無までの秘密のルート作ったったらええやん。
ちゅうか毛無まで出たら戻ってくんのがめんどいな、そのまんま下りたら道路やんに・・・。

 > カラーリングが時代を感じさせるのう

いま急に思い出したが、ツカリもたしかウロコ板のテレマーク買っとったはずや!。
ワシの派手な色の板を見て、「おれはそんな派手な板履けんから地味なん買うた」て言うてた気がする。

ほんでワシは、秀岳荘のT内さんから「雪山で吹雪かれても蛍光色やと良く見えるからいいよ」て言われたハナシをツカリに聞かせた覚えがあるな。

ま、どーでもえーけーど。

毛無は距離はそうでもないけど、どっから上がっても途中に屏風のような斜面が立ちはだかるんよ。
そこをどうかわすかが全てですな。
屏風を越えればあとはどうにでもなる。

帰りは朝里川温泉スキー場のてっぺんから乱入して、コースを滑ったのちバスでご帰還やがな。
ウロコ板でな。

どーも、おばんです。
廃屋、鳥達、森、そしてそこにある自然・・・。
家の近所に、このような自然豊かなバックカントリーがあるってコトは実にスンバラシイ~
こうやって毛無への道程を考えつつ、一冬一冬試行錯誤し、楽しみながらルート開拓していくのもヨロシイですな。

新たなアイテムの発掘で、hamayo的フィールドドリームの幅も広がったコトでしょう。
ちなみにおいらの実家にも、山スキーやクロカン、シーカヤックなどなど・・・色んなモン眠っとりますが、これ以上の拡大政策になるとアレなんで(笑)。

おばんです、kacchinさん。
雪が積もったフィールドは、道もないけど境界もないわけで、雪が続く限り自分の足でどこまでも行けるのが良いですな。

たとえ天気が悪くて出掛けられなくても、地形図を見ながら窓の外に見える山々をそこに投影するだけで、いい気分にひたれるというもんです。

しかしシーカヤックとはこれまた大物が眠ってますなー。
水上スキーがあるくらいやし、雪上カヤックがあってもエェかも・・・。
kacchinさんにはぜひ雪上カヤックでエスキモーロールを!。