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2007 - 7 / 9

J君と花部ダブルス 花は撮っても盗ったらアカン

 
花部は基本的に、単独行が向いてます。
他の人とぜんぜんペースが合わないので。


だけど花部同士の登山の場合は例外です。
どんなにトロトロ歩いても、誰にも迷惑かけませんからね~。


とはいっても、おたがい花部シングルスのキャリアは長いので、それが二人揃ってしまうと、初っ端から「あ!ここにも」、「お!あっちにも」、ってな具合で、数歩進んでは立ち止まり、またちょっと進んでは腰を下ろすという、はたから見てればこの人たち登る気があるのかしらん、と思われるような登山になってしまいました。


そりゃ 4時間もかかるわけだ。


イイネ!
IMG_0945.jpg
(モデル:ジェームス from Poser


おいてくで~
DSC_9989.jpg
(モデル:ミック from Poser


短い夏に輝く命
↓↓↓↓↓↓↓↓

 
 
登山口から稜線までほぼずっと咲いていたマイヅルソウ。
こんなに可憐な花なのに、「舞鶴」の名は葉っぱに由来します。
DSC_9903.jpg
 
 
 
ハイオトギリもよく見られました。
うーん、しっとり美人ですな。
DSC_9909.jpg
 
 
 
新道コース前半部は、陽の差さない(どのみち霧だったけど)樹林帯を進みます。
暗いこともあるけど、あまり目立たない小さな花が多かったです。


たとえば地面すれすれの足元には、エゾノヨツバムグラ。
DSC_9911.jpg

花の大きさは せいぜい 2mm か 3mm しかなく、ただ歩いてるだけだと見つけるのは困難でしょう。


少し目を上げると、ツルシキミ。
DSC_9906.jpg

仏事にはかかせない「おしきみ」が名の由来ですが、別の科に属します。
有毒であることは共通のようで。
 
 
 
さらにこんなのも。
DSC_9913.jpg


なんでしょかねぇ??
 
 
 
水の衣をまとったツバメオモト。
DSC_9914.jpg

名の由来は、「燕」とも「鍔芽」ともいわれています。
 
 
 
標高が上がってくると、しだいに植生も変わってきます。


見たまんまの名前、ベニバナイチゴ。
いわゆる野苺といわれる実がなります。
DSC_9918.jpg
 
 
 
ほんでもっておなじみノウゴウイチゴ。
こっちの実は果物屋のイチゴと、見た目も味もそんなに変わりません。
DSC_9936.jpg
 
 
 
フギレオオバキスミレは、標高の低い部分ではもう花が散っていました。
DSC_9919.jpg
 
 
 
目国内ではフニャリンコだったミヤマカラマツも、シャンと立ってます。
DSC_9921.jpg


 #前はモミジカラマツって書いたけど
 #葉の形が丸っこいので、たぶん
 #ミヤマカラマツ が正解です。
 
 
 
咲く場所が変わればまた違った雰囲気に。
ゴゼンタチバナのなんと清楚な美しさ。
DSC_9923.jpg
 
 
 
ギョウジャニンニクの花を撮るJ君。
DSC_9924.jpg
 
 
 
稜線近くなってくると木々も低くなり、陽の光が似合う はつらつとした花々が目立ってきます。


高山植物としては異例の背の高さと花の大きさです。
ウコンウツギ。
DSC_0056.jpg

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大きさじゃキバナシャクナゲだって結構なものです。
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高山植物の大定番、ミヤマキンポウゲ
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DSC_9935.jpg

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J君がさっきから、キンポー!キンポー!とうるさいったらありゃしない。
 
 
 
大定番の相方、ミヤマキンバイ
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DSC_9958.jpg
 
 
 
さらに親玉の、シナノキンバイ
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こんなに花だらけなんだから、稜線に出ると歩くスピードはさらに落ちます。
 
 
 
キンポウゲやキンバイと一緒に、大群落を形成していたのは、イワイチョウです。
DSC_9985.jpg


開花していたのはごくわずかでしたが、親沼近くの湿地では、視界にうつる緑色の面積の、90%以上がイワイチョウでした。
あと半月もすれば、トラヤヌス皇帝時代のローマ帝国の版図のように、見渡す限りイワイチョウの花で染め抜かれることでしょう。
 
 
 
かと思えば、湿地の片隅ではひっそりと、コツマトリソウが咲いています。
DSC_9962.jpg


透けるほど薄い花びらと、幾何学的な姿のこの花が、ぼくは大好きです。
人間には書くのが困難な正七角形を、自然に(そりゃそうだ)作ってしまうところもすごいです。
 
 
 
雪渓のそばの、雪が解けた直後の場所では、ショウジョウバカマが
懸命に起き上がろうとしています。
DSC_9981.jpg


7月の稜線は、春と夏とが同時にやってくるんですね。
 
 
 
山頂では、一株きりのヨツバシオガマが風に吹かれていました。
DSC_0010.jpg
 
 
 
「錦上花を添える」とはかくの如き景色をいうのか。
DSC_9987.jpg


岩場に張り付くように咲くアオノツガザクラが、清麗とした高山の景色をいちだんと輝かせていました。
 
 
 
いよいよ7月に入り、山も花のシーズンになってきました。
今まで2度敗退した狩場山は、その残雪の多さ(と、旧道コースから狙ったのが)が主な要因でした。
今回は歩くには不自由ないまでに上部雪渓は小さくなっていて、存分にお花見を楽しむことができました。


稜線でいちめんの花畑を見られるのももうじきでしょう。

投稿者 hamayo : 2007年7月 9日 22:09

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コメント(5)

見たことのない可憐なお花の写真がいっぱいですね。
hamayoさんの頭の中には、花の名前がいくつくらい入っているのでしょう。
コツマトリソウですか、変わった花びらですね。
ミヤマキンポウゲのDSC_9960は水中花のように美しいですね。
シャクナゲだってもちろん自然に生えているんですよね。汗
樒って有毒なんですか。知りませんでした。
hamayoさんのblog、色々勉強になりますが、すぐ忘れるので落ち込みます。
雲海のパノラマ写真も感動しました。
一生に一度でいいから実際に見てみたいです。

いつもは置いてけぼりを喰らう独り花部やけど、今回は完全に歩がシンクロしてましたな。
ワスは仕事で身動きの取れん今週末にでもお花編をアップしますわ。

その前に先週末のネタに手だしてもうたし・・・。

to 水仙さん

砂まじりの強風に晒され、土や水なんてどこにもない岩場や礫地に這いつくばって、冬には数メートルの雪の下に閉ざされてしまう、そんな酷烈な環境に生きている高山植物が、一年の内のほんのひととき見せてくれるその美しい風姿を前にして、ぼくはただただ感動するだけで、言葉より先にため息ばかり出てきます。


to J君

カリバーは今週末あたりが花のピークやろうなー。
親沼付近のイワイチョウの大群落とか、1発目の雪渓がとけた後らへんとか、もうどえらいことになってそうですな。

○○岳ゆうたかて、山部ちゅうことは芦別しかおまへんやろう(笑)。

僕はDSC_9960.jpgが好きですね。
花びらの黄色と空の青が見事です。

やはり何気に見落としがちなものを良く観察すると、気が
付かなかった事に気づかされますよね。

素晴らしい!

僕の被写体はもっぱら息子ですが、花も挑戦してみたいで
すね。

ヒマワリもそうだけど青空に黄色い花ってのは、ホント健康的なコントラストで、夏って感じがしますね。

最近はデジカメが広く行き渡ったせいか、一人一台ってなくらいみんな持ってますが、公園とかで小さな子が遊んでると、周りを何人ものデジカメオバサンが取り囲んで、ちょっとした撮影会になってる光景を良く目にします。

そのうちバオヤッキーさんのお子さんもモデルデビューかも。。。