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2007 - 5 / 5

ペラリ山で、○○がペラリ!!

 
事件は山頂で起きました。
いや正確には、事件に気が付いたのが山頂だった、ということになります。


無積雪期の山歩きの1発目、小樽近郊の山はまだまだ残雪が多いので、雪解けの早い日高方面にどこか適当な山を探しました。
ぼくの目に止まった山は、アポイ岳や横山中岳といったポピュラーな低山ではなく、「ペラリ山」という何とも奇天烈な名前を戴いていました。


いまになって思えば、ぼくがこの山に登ることは、宇宙の星々の運行によってあらかじめ決められていたのだろう、という気がします。
つまり、運命だったと。


ペラって下さいな
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 
 
ペラリ山は、新ひだか町(旧静内町)を流れる静内川の支流ペラリ川の源流にある、標高718mの山です。
登山道は付けられていますが、国土地理院の地形図にその道は記されていません。
全国に45箇所ある「天測点」のうちのひとつが、この山の頂上に置かれていることで有名(らしい)です。


ペラリ山への道
ペラリ山の地図

登山路の断面
ペラリ山登山道の断面図
 
 
 
ささやかな小川の流れる、登山口への入り口
DSC_9492.jpg
 
 
 
ここから登山口までは、荒れ放題の林道を行きます。
ロゴでも走れるかなぁと思ってちょっと見てみたけど、ムリ。
ジムニーとかなら走れるでしょう。


コロラド川のように浸食されている。
DSC_9412.jpg


ジムニーでもムリ。
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林ごと崩れてやがる。
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林道歩きの約40分、登山口に到着。
登山道は左奥に延びています。
DSC_9424.jpg


なだらかだったのは、入り口の10mだけだった。
このすぐあとから、延々とつづく直登になるのです。
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あれ、萩原流行さんですやん?。
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斜面の直登は、504m峰でひとやすみ。
萩原流行ゆうか、テキ屋やん。
DSC_9432.jpg


コルへ一旦下ったら、ふたたび山頂へは直登です。
眺めはいいけどね。
DSC_9433.jpg


山頂への最後の登り。
急登の連続に息絶えだえ。
DSC_9437.jpg


んでもってペラリ山頂上到着。
DSC_9444.jpg


やれやれ、ふぅ。。。
いい汗かいたなぁ。。。と、


な、ナガレさん!。
昔から帽子 似合わへんくせにカッコつけてる場合やないですよ!。
自分の足元見てくださいよ。
 
 
 
く、く、靴底がぁ~。
剥がれかけとーるやん。
DSC_9456.jpg
 
 
 
ポリウレタン製のミッドソールが、加水分解による経年劣化で突然剥がれるという話しは聞いていたけれど、まさかそんな災厄が自分の身に降りかかってこようとは、夢にも思っていませんでした。


ペラリ山で、靴底がペラリ・・・


静内くんだりまで来て、体張ってダジャレを言ってる場合じゃないんだけど、偶然にしては良くできた話しだなー、と感心。
しかしこの靴でどうやって下山すればいいんだ。


「こんなこともあろうかと、これを用意しておいたよ。古代。」
DSC_9510.jpg


おー真田さん!。
 
 
 
「まだテストもしていないんだが、これでたぶん大丈夫だ。」
「健闘を祈るよ。古代。」
DSC_9493.jpg


ひとり芝居が終わると、山頂には静けさが戻ってきました。
そりゃぼく一人しかいないし。


さて昼メシです。
低山ハイクのランチであっても、行動食はやっぱ味気ない。
今日のランチは、オニオングラタンスープ(風)です。


天測点の上で湯を沸かす。
だって辺り一面枯れ草だらけなんだもん。
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オニオンスープの素を2つ。
無印のやつは具入りなのでステキ。
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味に深みを。
ハインツの「ちょっとだけデミグラスソース」。
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パンをサラッと炙ります。
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全部入れて熱湯を注いだら、とろけるチーズを2枚投入し、完成。
DSC_9454.jpg


これは久々のヒット作ですな。
ハウス プリンエルを作るより簡単だと思う。


お腹いっぱいになって、そよ風に吹かれながらうとうとしていると、団体さんがやってきたので下山することにしました。
どうやらツアー登山のようで、「山頂で30分の休憩をとりますので、お弁当を食べてくださーい」ってなことを言ってました。
メシ食ってすぐに動くとお腹が痛くなるぞ!。


靴底のせいで、下りもちっとも楽しくない。
登りが急なら下りも急だしね。
DSC_9460.jpg


登るときにこんなのあったかなぁ、というゲーム的なトラップ。
DSC_9462.jpg


ここを下ると、ペラリ山も見えなくなる。
さいならペラリ山。
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どうにかこうにか下りてこられたけど、登山靴は無惨な姿に変わり果てていました。
この靴を買ったのは 1995年でした。
無積雪期の山歩きだけでなく、北欧を 2ヶ月間バックパッキングしたときも、ずっとこの靴のお世話になりました。


もう12年にもなるんだから、いつこうなってもおかしくなかったんだろうけど、羊蹄山の時も春香山の時もそんなそぶりはまるで見せていなかったので、まだまだ大丈夫だと思っていました。
だけどとっくに限界は過ぎていたのかもしれません。


「そろそろ私は休ませてもらいますよ」と、靴が話す声が聞こえてきそうです。
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老体にむち打ち、最後の一踏ん張りでぼくを安全に山から下ろしてくれたこの登山靴に、まだぼくの声を聞く力が残されているのなら、「長い間ご苦労様でした」と、こころから労いの言葉をかけてあげたいと思いました。

投稿者 hamayo : 2007年5月 5日 22:25

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コメント(8)

お久しぶりです。

素晴らしい靴ですね。
その山で、生涯を閉じようと決めていたのでしょうね。
ゆっくり休ませてあげてください。


いつもながら心温まる内容ですね。

僕も頑張ってGW期間中の報告をせねば(汗

to DJさん

お久しぶりです。

「~は体の一部」という言い回しがありますが、靴はまさにそれですね。
この靴の強い想いが、ぼくをこの山へ向かわせたのかもしれません。


to バオヤッキーさん

ぼくがいる部署のGWの出勤日計画は、今年はぼくが全部作ったので、わりと自分の都合のいいように組ませてもらったのですが、やっぱり他の人から「あいつばっかり良い日に休みとりやがって」、ってな目で見られると困るので、誰が見ても羨むような連休が取れる人をひとり作って、羨望の目がそっちに向くようにしちゃいました。
アハハハハ。

普通のキャップすら似合わんお方にこれはないやろ?(笑)
しかも次元ばりのほっそい足首に未来少年コナンに出てくるジムシィばりのてろてろのズボン・・・見た目でウケ狙うとはさすがですな、ふむふむ。

愛用の登山靴のご冥福をお祈り致します。

合掌

永遠の短パン野郎も寄る年波には勝てず、七分丈になりましたわ。
でもジムシィみたいな赤いズボンもエェなぁ。
赤いズボンで山登っとるやつおらんよってに目立つやろし。

ワシに似合った帽子は、尻別岳でかぶったニジマスが頭を貫いたキャップぐらいのもんですな。
あれまた欲しいなぁ。

帽子素敵ですよ。
hamayoさんのお料理上手と物をとても大切になさるのには
いつも感心致します。
山登り、私も連れて行っていただけませんか?^^

帽子はですね、正直 似合わんのです。
どんな種類の帽子もダメですね。
キャスケットが流行ったときも、パン工場のおっさんみたいって言われたし。
機会があればいつか山に登りましょう。
最低でも10kgぐらいは背負ってもらいますよ(笑)。

>機会があればいつか山に登りましょう。
ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!
でも荷物背負うのは無理。1kgぐらいに負けてください。
hamayoさんと一緒なら死ぬ覚悟で行きます。^^