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2007 - 4 /18

三段山でスキー納め -その2:いまだパフ雪テレマーク-

 
非日常的な雪山での一夜が明けました。
自分の指先さえ見えないほどの漆黒が充満していた穴ぐらには、ほの青い光があふれていました。


雪深い地方では、雪の中に野菜を埋めて貯蔵するという習慣がありますが、たしかに雪は冷たいけれど、優れた断熱材でもあるようです。
飲み水は昨夜からなにひとつ変わらずに液体の状態を保っていましたし、寒さで目が覚めるようなことは一度もありませんでした。


恐れていた天井の沈下や落盤もなく、降雪が入り口を塞いでしまったり、しずくがダウンシュラフを濡らすようなこともなく、雪洞が極めて快適で安全な(少なくとも、テントよりは何倍も優秀な)ソフトハウスであることを、身をもって知ることが出来ました。


やっぱり今日もコケるのか?(さらに画像大増量なのでご注意)
 ↓↓↓↓↓↓↓↓
 
 

 
グッモーニン、穴の外の皆様。
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雪洞の中はとてつもなく静かなので、外のようすはサッパリ分かりませんが、入り口付近での昨夜からの降雪は 10cmくらい。
今日こそは晴れてくれるだろうか・・・。


驚いた!。
晴れてるし、前十勝岳も見えるし、安政火口かから立ちのぼる噴煙まで見える!。
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さっそく朝食(お汁粉とパン)を胃に収めて、出発の準備。
昨日ナマコ尾根の基部を歩いたとき、雪面が風に叩かれていたことを考慮し、また雪洞を掘った馬場沢が意外に夏道コースに近かったことから予定を変更、夏道コースで三段山を上がれるところまで行くことにしました。


ホワイトアウトに備えて、デポ旗の準備。
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さて出発。
どえらい傾奇者の装いですな。
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2段目を登るころには、すっかり雲の中に入ってしまったようで。
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2段目上部では、カリカリのバーンにMeta履きのJ君が立ち往生してます。
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スネオの木と命名。
 
 
 
あとワンピッチ登れば、広い台地状の緩斜面に出られそうなのですが、ストックが刺さらないようなハードな雪面に戦意喪失。
今回はピークハントが目的じゃないしね。


ここを山頂とす。
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今回は昼メシは雪洞で食うので、行動食をポリポリ食べながらガスが晴れるのを待ちます。
天頂部はうすら青い色をしており、雲の上辺が下がれば視界が開けそうなのに、時間が経つにつれてガスは濃くなっていく一方。
こりゃ待っても仕方ない。
さっさと降りるべ。


J君、超ヘッピリ、いや超後傾でドロップイン。
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雪煙を上げながら華麗にターン。
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ぼくも視界ヒトケタの雲の中をスキッドで安全に。
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あ、木ぃや。やばいんちゃうん。。。
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ふぎゃぁ~~。。。
 
 
 
なんかうずくまってる。
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しゃーない、フォトショッパーhamayoが自らの手でガスを取り去ってやるか。
たすけて Photoshop~!
 
 

 
あ、かの有名な、orz だ!。
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J君も負けてへんでー。
 
 
 
颯爽と斜面を駆け抜ける!。
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お、こりゃコケるな。
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うひゃひゃひゃ~。
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雪の中から起き上がってきたのは、マトリックスのネオや!。
それともあんたが白ウサギか?。
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樹林帯に入ると、底がしっかりしたパフパフの新雪。
こーゆー雪なら恐いもんなし。
シーズン最後に、シーズン最高の雪をごちそうさま~。


ヘイヘーイ。
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ホイホーイ。
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こんなとこにクラシックテレマーカー発見。
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J君もいっくでー。
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ミルキーパウダーでうるうるやー。
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デポ旗を回収しながら雪洞に着くとちょうどお昼前。
重たい目して持ってきた肉塊チャーシューの昼メシ。
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J君はチキンラーメンにチャーシューを投入。
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空腹を感じるヒマがないくらい、食い倒れ山行になってるような・・・。
 
 
 
さて名残惜しいけど、ぼくらは山を下りなきゃいけない。
掘った雪洞は安全のため壊すのがマナー。
もったいないけど仕方がない。


ぼくより 8kg重い J君が四股を踏む!。
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しかしながら、どんなに頑張ってもひび一つ入らない。
たしかに、スノーソーを挿すだけで苦労したほど締まりに締まった雪だから、それもうなずける話し。


結局スコップで崩し、ブロックで埋めて、フェアウェル雪洞ちゃん。
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馬場沢から這い上がると、はるか下に人間の居住区が見えてきました。
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さて、あそこに帰るかな。
 
 
 
食料の分だけ軽くなった荷を背負い、もう一滑り。
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軽くなろうがどうなろうが、コケるときはコケる。
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カタログのオファー来えへんなぁ。
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白銀荘に到着~。
ありがとう三段山。ありがとう馬場沢。
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とにかく。
そう、とにかく、非の打ち所がないキャンプでした。
シーズンの締めを飾るにふさわしい、内容の濃いツアーになりました。


とりわけ雪洞作りに関するノウハウの多くは、ブラウザのスクリーンからは絶対に学び得ないものであり、経験によってのみ体得できるその滋養に満ちた知識や技術が、自分達のアタマとカラダに染み渡っていく音を、ぼくたちは確かに耳にすることが出来ました。


疲れていないといえばウソになるけど、体の奥にある心地よい熱源が、それを覆い隠していました。
うまくコントロールしてあげないと、ぼくたちを子供に戻してしまいそうなくらい、その熱源は活発に脈付いていました。


ぼくたちは、良くできた映画を見終わったあとのような気分で、スキーを脱ぎ、山をあとにしました。

投稿者 hamayo : 2007年4月18日 23:24

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コメント(3)

いやー 大変面白く読まさせて頂きました。

実際に体を思いっきり使って遊ぶのは楽しいですよね、しかし雪が沢山残っている
のにはタダ驚くばかりです。

hamaちゃんJさんの遊び心が写真から良く伝わりましたが、僕の一番の関心ごとは
チャーシューを誰が作ったのか?と言うことでした(笑

やはり食い気・・・です(汗

この日の目標はズッコケ20回までやっけ?
そこまではコケてなかったようやが、最後のゲレンデでド派手にコケてた時は周りのスキーヤーからイタイ目で見られてましたで!

『あっ、アホな子がおる』って感じでな(笑)

to バオヤッキーさん

雪はあるところにはあるんですよ。
ここまであるとは正直思ってなかったけど。
しかも4月中旬に、まさかパウダーを滑れるとは、想像すらしてませんでした。

チャーシューは正確には煮豚ですね。
ジップロックに材料入れてそのまま数日放置で完成なのです。


to J君

テレマークは転けてナンボのスキーやし。
ゆうてもみんなそんなに転けてへんよなぁ。。。

まーあんだけのデカイ荷物背負っとったら、コケ方も派手になるで。
それに背中はデポ旗戦隊ストライパーやし。

ほんまに傾奇者や思われてたんやったら心外ですな。
デポ旗でっせ~、ゆうて説明したらんな。