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2006 - 10 / 4
最北の鉄路、宗谷本線 (おまけ)
帰り道、国道40号線をのんびりと走っていると、踏切が鳴る音が聞こえたので、線路がある方へ降りていってみました。
道路から少し上がった高台の上に、豊清水駅がありました。

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今までみてきたようなものと違って、わりと立派な駅舎ではありますが、やはりそこに人影はなく、むしろ「人の匂いはすれど姿は無し」といった風景が、いっそう寂しさを助長しているようでした。
壊れた温度計。
-30度までじゃ足らないだろうに。

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駅の階段を下りて見える風景は、寂しさを越え 死をも想像させるものでした。

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バスの停留所が、今も使われているのかどうかは分かりません。
かつて人がいたころなら、駅前に牧場がある風景は、北海道を象徴する景色として多くの観光客の目を楽しませてくれたでしょう。
今はただ、骨だけになった牛舎があるのみです。
そんな豊清水駅ですが、駅へ上がる階段とは離れた場所にあるスロープに、鉄道利用者のものと思われる自転車がありました。

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生命の痕跡を見つけたようで、少しほっとしました。
今後たとえ利用者がいなくなっても、豊清水駅には重要な役割があります。
特急も走る宗谷本線は、新旭川駅以北はすべて単線のため、上下の列車を交換する場所が必要になります。
島式1面2線ホームを持つこの駅は、美深~音威子府間で唯一の交換駅なのです。

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ただ駅前の光景を見てしまうと、このままでは将来は信号所に格下げされるかもしれないな、と思ってしまいます。
今年3月にも、智東、南下沼の2つの駅が廃止されました。
最北の鉄路を取り巻く状況はなかなか厳しいですが、たとえば日進駅のように、近くにユースホステルが出来たおかげで、飛躍的に乗降客が増えたというようなケースもありますので、何かちょっとしたきっかけがあれば、活気を取り戻せる可能性はあると思います。
3年後か、5年後か、次はいつ来られるか分かりませんが、もう少し人の匂いがする宗谷本線になっていたらいいな。
おしまい。
投稿者 hamayo : 2006年10月 4日 20:38
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