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2006 - 10 / 3
最北の鉄路、宗谷本線 (3)
サロベツ原野は釧路湿原と並ぶ広大な湿原です。
そのため気温の下がる日の出前は、辺りいちめん霧の海に沈みます。
夜明けともに霧は気体となって消えていきますが、霧が濡らした草や木が、しっとりとした風景を見せてくれます。

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静かな朝、ガタンゴトンという列車の音が、いくつもの丘を越えて聞こえてきます。
ダイヤを見ても、ここに来るのはまだ何分も後なのに、遠くの方からそれは聞こえてきます。
そして一番列車が、まだ霧の残る森境を駆け抜けます。

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汽車を待つ抜海駅に、人の気配はありません。
夜が明けるのを、じっと待っています。
待ちこがれた朝日が駅舎を照らします。

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そして汽車もやってきました。
乗る人もいなければ、降りる人もいません。
古い窓ガラスが日光をやわらかく通し、無人の待合室を暖めていました。

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宗谷本線はこのあと海岸線に出て、間近に利尻島を望む抜海~南稚内は、本線随一の車窓風景が広がります。
そして南稚内をすぎると、最北のターミナル稚内駅に到着します。
残念ながら今回のぼくの旅は、抜海駅を終着とし、引き返すことにしました。
本線と名がつくものの、列車本数がとても少ない宗谷本線の北の端では、朝の良い光と列車とを同時に捕まえられるチャンスは、一度か二度しかないからです。
さらにいえば、利尻島の島影を見られる機会も、それほど多くはないようです。
いつになるか分からないけど、それは次回の楽しみに取っておきたいと思います。
投稿者 hamayo : 2006年10月 3日 22:06
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これからblogで予告編を書いていただけませんでしょうか。
雪女か森の女王になって、野鳥観察小屋の中でゆらゆらしている
hamayoさんに会いに行きたかったです。(←いつもおかしい水仙です。)
でもその一番列車は、どうしてそんなふうに絵に描いたように
列車だけはっきり写るのですか?
加工してみえるのですか?(私が写真のこと知らな過ぎるのかしら)
「流し撮り」という技法なんです。
列車が動くのをファインダー越しに追いかけながらシャッターを切ると、列車はぶれず背景だけがぶれて、本当に走っているかのような写真になります。
でもよく見ると汽車もぶれてます。
朝霧がそれをうまく隠してくれてますが。
参考:
http://www24.big.or.jp/~antares/photo_gallery/camera/camera17.html