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2006 - 5 /24
急患、筋電図、ルートを外す
ぼくは寝るとき、アイマスクと耳栓をして寝ています。
左にマヒがあるせいで、左目をきっちり閉じられないのと、耳鼻科の患者さんが多くいる病室のため、やはり凄まじいイビキをかく人が何人かいるためです。
なので大抵は朝までぐっすりスヤスヤなのですが、昨夜は日付が替わったころ急患がこの部屋に運び込まれたようです。
看護婦さん達が何人かやって来て、空きベッドの周りで何かやっている様子でした。
でも朝起きてみると、そこに患者さんはいませんでした。
というか、ベッドごと消えてました。
さて、いよいよ予後判定のための筋電図測定です。
紙ヤスリのような粗いガーゼで顔を拭かれ、いくつかの電極を貼り付けられます。
左右の眼輪筋、左右の口輪筋の、計4回測定します。
まず正常な側(健側)の右眼輪筋から測り、次にマヒしている方(患側)を測りました。
すると技師さんがややおどろいている様子です。
たぶん、患側が健側と比べてそんなに悪い値を示していないのだと思います。
というのは、電極からのピクピクで筋肉が動くとき左右で動きが変わらないのが自分でも分かるのです。
こりゃおかしいということで、もう一度やり直しましたが、やはり結果は左右で差がないみたいです。
気を取り直して口輪筋。
こちらはちゃんと患側は動きが良くないというデータが取れたようです。
自分でもそれは感じとれました。
でも技師さんは、どうも納得がいかない様子で、もういちど眼輪筋を追試することになりました。
だけど何度やっても同じだったようです。
部屋に戻って点滴を受け終わると、4日経ったということで、留置針を抜くことになりました。
そして、今はもう 一日一回の点滴なので、ルートを取っておく必要もあまりないし、「一日一回だったらチクッとしても我慢できるでしょ?」といわれ、「痛いのヤダ」とも言えないので、ついにぼくの体からルートも取り外されてしまいました。
ルートも外されてしまうと、ますますぼくは行き所を失ってしまったかのように、空虚な気持ちになりました。
点滴が6本から1本に減ったときよりもさらに自由になったはずなのに、体が健康に近付いている証拠とも言えるのに、なぜだか寂しい気持ちが忍び寄ってきます。
点滴がリードなら、ルートは首輪です。
ついに首輪も外されたというのに、ぼくはまだ昨日までと同じ生活を変えていません。
変えられません。
投稿者 hamayo : 2006年5月24日 20:15
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