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2006 - 5 /18

6本の点滴

今日は検査はなにもない日です。
それでも点滴はあります。
午前中はベッドに横になっているしかありません。

●1本目

朝 6時、まだ寝ている患者さんもいるため、看護師さんは静かにやってきて点滴を始めます。
ゾビラックスを生食キットにぶち込んだ点滴です。
これをだいたい 1時間かけて滴下させます。

ゾビラックスは抗ウィルス作用を持つお薬で、とりわけヘルペスウィルスに強い効果を発揮するそうです。
ヘルペスウィルスの可能性がある末梢性の顔面神経麻痺が疑われる状況ですから、これの投与は必然だなと素人のぼくでも理解できます。


●2本目

だいたい 7時くらいからです。
低分子デキストランL注」と書かれたパックに、プレドニンを混ぜたものです。
プレドニンは言わずとしれた超メジャーなステロイドです。
この薬品だけはぼくも名前は知ってました。


なぜ低分子デキストランと一緒に投与するかというと、マヒを起こしているのが神経浮腫のせいだとすると、周囲の血管が圧迫されている可能性が高く血流が悪くなっているだろうから、ステロイドが患部まで到達しにくいので、血液の粘度を下げるためだそうです。
そういわれると納得してしまいますね。


これはだいたい 2時間で滴下させます。


●3本目

とうぜん 9時前後から始まります。
この点滴から、深夜勤帯から日勤帯の看護師さんに替わります。


ソリターT3」と書かれたパックに、メチコバールATP を混ぜたものです。


ATPって懐かしいなぁ、とひとり興奮。
まさかこんなところで再会できるとは。
ミトコンドリアとか、高エネルギーリン酸結合とか、クエン酸回路とか・・・。
生物は好きな科目だったので、なんとなく連想ワードがいろいろ出てきます。


で、結局この点滴は、スポーツドリンク に ビタミンB12 と ATP を混ぜたもの、という理解でいいのかな?。
これ落としに来た、ロン毛の梅沢富美男さんみたいな男性の看護師さんが、「これは速度は適当でいいんですよ」って言ってたんで。


ちなみにピンク色の液体で、おいしそうな色をしてます。
1時間~90分くらいで終わります。


●4本目

続きなので、10:30くらいから始まります。
グリセオール」と書かれたパックで、脳圧亢進とか眼圧低下なんて言葉も書いてあって、ちょっとコワモテ。


脳圧を下げて脳浮腫を改善するというのは説明されれば分かるんだけど、それがぼくの病気にどう作用するのかがイマイチ分かりません。
神経浮腫にも効果があるということなのでしょうか。


だいたい 60分くらいで終わる予定なのですが、たいていコレの途中に星状神経節ブロックが入りますので、麻酔科までガラガラしていくなどで滴下速度が落ち、90分以上掛かることもあります。


このガラガラの時に、よくルート内に血液が逆流します。
火消しが纏を掲げるがごとく、点滴台を高々と持ち上げ、点滴の圧力を増す努力をしたりします。
静脈にも血圧ってかかってるんですね。


90分かかると昼食とかぶる可能性が出てくるので、とても憂鬱です。
それを避けるためには、3本目のスポドリ点滴で滴下速度を調整するしかありません。
スポドリだし、ちょっとくらい早めても大丈夫だべ。


●5本目

14時開始です。
1本目と同じ、ゾビラックス+150ml生食キット。
なぜか1本目のときよりも明らかに滴下速度が速いです。
30分待たずに落ち切ることも。。。


●6本目

22時開始です。
同じくゾビラックス+150ml生食キット。
なぜか1本目のときよりも明らかに滴下速度が遅いです。
90分くらい掛かることも。


終了は 23時以降なので、たいてい寝てます。


でも、次の点滴まで時間が空く、4,5,6回目の点滴のあとは、ルート内に血液が逆流して凝固するのを防ぐため、ヘパリンをルート内に満たします。
このとき、穿刺された静脈付近がひんやりするので、元もと熟睡しているわけでもないし、それでビクっと目が覚めることもあります。

投稿者 hamayo : 2006年5月18日 21:28

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