2005年05月24日
太陽のカチーナ
先日 盛岡市にある、岩手県立美術館に行ってきました。
博物館には行く予定にしていたのですが、もともと美術館は予定に入れていませんでした。
それなのに急遽美術館へ行くことにしたのは、カチーナ人形を80体も展示していることを知ったからです。
といっても、カチーナ人形などというものを、以前から聞き知っていたわけではありません。
盛岡駅構内にある広告で、ターワカチーナ(太陽のカチーナ)の写真を見てしまったからです。
雷に撃たれたかのような衝撃でした。
ぼくは、そこに行かないわけにはいかない。
どんなことがあったとしても、必ずそこに行くことになるだろう。
そうなることが、あらかじめ決められていたかのような、確信をもったのです。
翌日、本来の予定をすべて終了させたあと、ぼくは美術館にいくローカルバスに乗りました。
人もまばらな特別展示室の中で、ぼくはターワカチーナとの対面を果たしました。
カチーナは、ぼくが来ることをずっと待っていたかのように、満面の笑顔でそこに立っていました。
ぼくが盛岡に来たのは、カチーナに会うためであり、それは何世紀も前の文書で予言されていた出来事のような、既視感をともなう出会いでもありました。
ここでぼくは、ソーヤルカチーナ(冬至のカチーナ)、タラヴァイカチーナ(早朝のカチーナ)とも出合います。
彼らとの出会いは、その後のぼく(いま現在、この文章を書いているぼく、それ以降のぼく)本体を、大きく揺さぶる出会いとなりました。
遠い将来、ホピ族の村を訊ねることになるかもしれません。
あるいは、カチーナを買いあさるようになるかもしれません。
あるいは、カチーナを自分で作るようになるかもしれません。
いずれにしても、微小な、だけど抗うことができない力がぼくに加わり、どこか遠くのほうで、壁の奥に隠された小さなスイッチが切り替わる音を、ぼくは耳にしたのです。
投稿者 hamayo : 2005年05月24日 22:45
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コメント
投稿者 水仙 : 2005年05月24日 23:25
hamayoさんが色んなお人形がお好きなことは
前のウェブサイトの日記で知っておりましたが、
今日のblogでそのことを再確認いたしました。
カチーナ人形とは、
「米国南西部に住むインデアン「ホピ」族が信仰する、
目に見えない精霊を、子どもたちに伝えるために
形づくられた人形」
なんですね。
hamayoさんとカチーナ人形はいつか出会うように
決められていたのですね。
人でも何でも出会いは不思議ですね。
と言うより、私はhamayoさんの文章表現が楽しくて仕方がありません。
読まないわけにはいきません。(そしてコメントもしたくなります。)
hamayoさんのblogを知ってしまったからです。
hamayoさんがカチーナ人形の写真を見てしまったようにです。